尿一般について

尿蛋白

尿中に蛋白が含まれているかを調べています。陽性 (+) の場合、腎臓の障害が疑われますが、発熱や疲労などで一時的に陽性になることもあります。

尿潜血

尿中に血液が含まれているかを調べています。尿中に血液が含まれていると、腎臓、尿管、膀胱、尿道などに何らかの異常がある可能性があります。

尿比重

尿中の成分や体内の水分量に影響を受けます。水分の取り方や発汗によっても値が変わります。尿崩症、腎機能不全などで低くなり、糖尿病、ネフローゼ症候群などで高くなります。

尿pH

健常人の尿は弱酸性ですが、一般に動物性食品過剰摂取後では酸性に、植物性食品過剰摂取後ではアルカリ性に傾くとされています。

ウロビリノーゲン

ビリルビン(胆汁色素)が分解されてできるものです。健康な人でも一部尿中に出ますが、肝臓や胆嚢に異常があると、尿中に多く出てきます。

尿沈渣

尿を遠心分離して、成分を顕微鏡で調べる検査です。腎疾患や膀胱疾患について診断します。