乳房MRI
うつぶせの姿勢で乳房を挟まず左右一度に撮影する検査です。腫瘤の発見や病変の広がり、乳房左右差の比較などを得意とします。日本人に多いとされているデンスブレスト(高濃度乳腺)に対して、がんを検出する精度が高いといわれています。
再検査・要精密検査になった場合は、乳腺外科または専門科をご受診ください。
疑われる病気
| 乳がん/乳腺腫瘤/乳腺炎など |
嚢胞
液体(水分)が溜まった袋のようなもので、乳腺症でよくみられます。1つのこともあれば、多発することもあり大きさも様々です。大きいものでは触診でコリコリとした感じの可動性腫瘤として触れることもあります。基本的には良性の病変です。
濃縮嚢胞
嚢胞内部の液体が血液や乳汁といった濃厚な液体である良性腫瘤です。
粉瘤
皮膚下に袋状の嚢胞ができ、そこに皮脂や老廃物が溜まった良性腫瘤です。
脂肪腫
脂肪の塊のようなもので、軟部組織の腫瘍の中でも多くみられる良性腫瘤です。
乳腺石灰化
乳腺内に石灰化が見られることを示します。ほとんどが良性ですが、悪性の場合も発生します。MRI検査や乳房超音波検査はマンモグラフィに比べ、石灰化の詳細な描出が弱いため、マンモグラフィによる確認をおすすめすることがあります。
リンパ節腫大
通常2~3ミリ程度の大きさですが、感染症・自己免疫疾患・腫瘍などによって、リンパ節が腫れている状態をリンパ節腫大といいます。
異常信号
悪性腫瘍の特性である細胞密度が高く、水分子の動きが制限されている箇所です。ただし、良性のものや炎症性、生理学的に異常信号になる場合もあるため、全てが悪性とは限りません。
乳がんセルフチェック
乳がんは自分で発見できる数少ないがんの1つです。セルフチェック(自己検診)を行うことで乳房の変化に気づくことが多いため、月に1回、セルフチェックを習慣づけることをおすすめします。セルフチェックを行う時期は、生理が終わって4〜5日後が最適です。閉経後の方は、毎月、日を決めて行いましょう。
鏡の前で乳房のチェック

鏡の前に立ち、楽な姿勢で両手を下ろし、乳房を観察します。また、両腕を上げたり下げたり、横を向いたりして同様に観察します。
CHECK POINT
- 左右の乳房の形は同じか
- 乳房の向きは同じか
- 乳房にくぼみやひきつれはないか
- 乳頭がへこんだり、ただれがないか
あお向けに寝てしこりのチェック

しこりがないか触ってみます。まず、あお向けに寝てタオルなどを肩の下に入れ、片腕を上げます。反対の手で乳房の外側から中心へ向かって、渦巻きを描くように触ります。親指以外の4本の指の腹で滑らせるように触ってください。また、腕を上げるだけでなく、下げた状態でも調べましょう。
リンパ節のチェック
腋の下の奥に指先を差し入れるようにして、腋の下のリンパ節が腫れていないかどうかを確かめます。
分泌液のチェック
乳輪から乳頭に向けて乳汁を絞るようにつまみ、血液の混じった分泌物が出ないかどうかを確かめます。